あらすじと金融テクのポイント
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11巻
映画の期限切れチケットで大儲けする方法を思いついた肉欲棒太郎は、帝国金融に融資を申し込んできます。
灰原は自分のお金を無利子で貸してやることにします。
つまらない映画が製作され、そのチケットが建設業界で下請けから孫請けに押し付けられている事実に目をつけ、期限切れチケットを買い集めます。
これを映画館の社長と組んで、客が使ったようにみせかけて、配給会社に払い戻させようというのです。
映画館の社長は利益を独り占めするために、肉欲を尾行してノウハウを盗みます。
しかし、配給会社は不正を疑い、今後は異常な集客があった場合は途中で報告するように、と行ってきます。
今後は誤魔化せても小額で、ビッグビジネスにならないことがはっきりしました。
取引は1回限りで終わりましたが、肉欲はいい教訓になったと納得します。
灰原からの借金は全額返済しました。
肉欲は欲張らずに小口で多数の映画館で同じことをやることにし、広島に仕入れ先開拓に出ました。
そこで地上げ屋時代の部下・川合学に再会します。
新空港へのリムジンバスに案内された時、肉欲の頭にアイデアが浮かびます。
二人で空港まで行き、安いチケットの需要を確かめる予行演習をした後、その場で起業を決めます。
川合はパチンコ屋をやめ、肉欲はヤクザに頭を下げて足を洗います。
12巻
指を詰めるのが嫌なら犬の糞がついた靴をなめろ!
そういわれて肉欲は本当にやってのけ、組長から100万円の餞別までもらって組を抜けます。
川合と二人で格安航空券の会社を起業です。
滑り出しは順調。
田舎の賃貸プレハブに妻子も呼び寄せて、再起に向けた戦いが始まりました。
さて、別なエピソードが始まります。
求人チラシの印刷屋・軽薄印刷は自社ビルを保有。
しかし、店子の猫馬場塾に夜逃げされ、債権者から保証金を返済に充てろと迫られます。
帝国金融に電話して吉村が受けますが、深夜なので翌日の対応に回します。
しかし、どうしても金がいる軽薄はトイチ業者から借ります。
吉村は客を逃した失策を攻められ、灰原と共同で挽回を命じられます。
信用して事情を話した営業部長は、いったん会社を見切って退職を申し出ますが、退職金が全く出せないと聞いて思いとどまります。
そして営業先の回収金350万円を退職金の人質に取ります。
さらには兄が代理で退職金支払いの交渉にまで来ました。
回収金での返済を当てにしていた軽薄印刷は大慌てです。
帝国金融に申し込んできたので、短期賃借権を打たせてほしいと要求しました。
しかし、ちょうど現れたトイチ金融の銭掏が却下させ、テナントを見つけてやるといいます。
しかし、実際にはインチキ客を紹介しては仮押さえ・キャンセルを繰り返して、借入期間を引き延ばすばかりです。
13巻
軽薄印刷はニセの不動産客を紹介されて引き延ばされていることに気が付きません。
営業部長が抜けて売上が激減したこともあり、トイチの利息が工面できず、帝国金融の融資提案を受け入れます。
若手社員の人吉をだまして連帯保証人に立てます。
手口は受取に行った融資金の受け取りサインに見せかけて、手形に裏書させるものです。
悪質ですね。でも人吉はサインしてしまいます。知らないということは怖いものです。
テナント入居の話はまた流れ、カッときた軽薄社長は不動産屋を切ってしまいます。
いよいよ煮詰まってきたところで、トイチの銭田はカタにハメにかかります。
取り込み詐欺を指導して、銭田を最大の債権者にし、倒産時の一般債権者への配分を減らす。
そして銭田の取り分を山分けしようという提案です。
まずは車やカラーコピー機など、足の早い商品を片っ端から買います。
自社ビルを持っていること(銀行ローンがいっぱい残っているが)、ドケチな経営者を演じることで、相手は信用してどんどん売ってくれるのです。
銭田はそれを軽薄から安く買いたたき、売りさばきます。
帝国は保証人を取っているので心配はないですが、目障りな銭田を叩いてやることに決めます。
銭田は軽薄を事務所に連れていき、公正証書の準備をします。
内容は銭田から3億5000万円借りたというもので、一般債務者の債務の比率を大幅に下げるのが目的です。
翌日、公証人役場で公正証書作成。
もう後戻りできません。計画倒産以外の道はなくなりました。
14巻
軽薄は社員に倒産を告げて解雇しました。
銭田の指示どおり、債権者会議を開きます。
知らせが届いた日に軽薄ビルの前に集まって騒いでいる債権者を灰原はうまくて名付けて、ほぼ全員の名刺を入手しました。
債権者会議当日、軽薄と銭田は芝居を打ちます。
銭田は最大額の債権者として登場し、軽薄に暴行します。
灰原は状況の不自然さを皆に訴えますが、銭田は公正証書を見せます。
灰原は破産宣告を提案しますが、銭田は金も時間もかかる方法と一蹴します。
絶対絶命かと思われたその時、灰原は銭田以外の債権を額面の15%で買い取ると宣言しました。
みんなそれに乗ってきます。
債権者は5人に絞られました。
5社が債権者委員会を作って、軽薄の資産を精査します。
分担して売掛金の回収を行います。
そして軽薄の手形が不渡りになると、桑田は人吉を追い込みにかかります。
銭田は灰原に主導権を握られて腹を立て、灰原の恋人・朱美の誘拐を指示します。
鍋に火をつけたまま姿を消した朱美を心配しながら、灰原は銭田を攻め続けます。
3億5000万の入金の証拠がないし、税務署も興味を示すだろう、公正証書を取り下げろ、と。
灰原はやくざの事務所に連れていかれ、白紙委任状を書くか、女に体で支払わせるか、選択を迫られます。
しかし、朱美は自ら脱いで全身を刺青を見せると、男たちは誰も勃起せず、脱出に成功します。
連絡を受けた灰原はやくざの首にかみつき、銭田に「すべてバレた」と連絡を入れさせます。
銭田に債権を放棄させ、4000万円の回収に成功して帝国社員の祝福を受けた灰原は、警察に出頭します。
15巻
被害者のやくざが被害はないと主張するため、灰原は無罪放免となります。
知り合った浴田刑事がタイヤのねずみ講のような話を持ち掛けてきます。
調べてみると浴田はつまんでいるので、灰原は関わってみることにします。
呼び出されて集会に行ってみると、大の大人が熱狂している、典型的なねずみ講の会でした。
その後でファミレスで上位者の枷木が仲間のアシストを使いながら、長時間話して契約を迫るシーンの描写が秀逸です。
ネズミ講ってこんな風にやるんだな、と。
しかし、灰原はさすがでうまく切り抜けます。そして彼ら全部を客として攻略すると誓います。
まず帰宅後に連絡してきた浴田を、金に困っていると睨んで金を貸します。
次に枷木が連絡してきたので会います。彼はねずみ講の末端としてではなく、右腕として灰原を欲しがっています。
せっかく相手をやる気にさせても、多くの人は入会金130万円を用意できないので、それを貸す人がいればうまくいく。
枷木が灰原を巻き込みたい理由はそれです。
一方、灰原はねずみ講の親として独立するよう煽り、資金提供を申し出ます。
浴田は朱美が昔ヤクザの女だったことを知り、そこにつけこんで勧誘します。
灰原は彼女がマルチ商法に落ちたのかと心配しますが、朱美は浴田より何枚も上でした。
朱美は自分の仕事で得たお人よしのリストに勧誘をかけます。
しかし、落とせない人間もいました。
騙されていることに気づかず、感謝しながら生きている人もいることを知り、逆に新鮮なショックを受けたのでした。
浴田は朱美を大躍進祭に誘います。
参加は義務で、その研修を受けないと勧誘の資格がなく、朱美の行動はフライングだったのです。
しかし、開会前の会場で朱美は枷木をやりこめ、例外を認めさせます。
枷木は灰原と朱美を入れたことに危機感を持ち始めます。
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